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タイトル名 |
父、帰る |
レビュワー |
さわきさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2011-05-30 12:34:45 |
変更日時 |
2011-05-30 12:37:14 |
レビュー内容 |
子供の視点で、父親の意図はおおよそ分かっているつもりで見ていました。厳しく接する父に対し反発する弟だけでなく従順な兄にもその間には壁があるように見え、12年の空白の大きさを感じていた。しかし父親の死がそれを変化させた。兄は父のような立派な振舞いを見せたし弟は父を父として認識したように思った。その変化は空白を埋め始めているようで、そしてまた彼らがこの数日を思い出すことで埋まっていくのだろう。 映画の多くに意味ありげだがハッキリとは理解できないカットが多く、調べてみたら聖書の隠喩のようだ。馴染みのない人は十分に楽しめるものでないかもしれないが、親子の絆を無理なく捉えた印象的な作品です。 |
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