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タイトル名 |
ひまわり(1970) |
レビュワー |
さわきさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-06-27 01:06:28 |
変更日時 |
2013-06-27 01:08:09 |
レビュー内容 |
戦争が引き起こす哀しみの一端を見た気がしました。 登場する人物が皆、哀しみを抱えた人生になってしまう。でも誰も悪くない。悲しい気持ちを誰にもぶつけることができないモヤモヤした感情がすごく理解できて、見ていて私も悲しくなりました。 ジョバンナの夫に対する思いの強さが彼女の行動力や振舞いから伝わってくるものがあって、ウクライナで汽車から降りて数年ぶりにアントニオを目にしたシーンでは、彼女と同じくその男が別人であるという微かな可能性に賭けたし、逆に終盤のアントニオがイタリアへ帰ってジョバンナと再会したところで赤ちゃんの泣き声がしたシーンでは、もうすべてが上手くいかないんだというアントニオと同じ失望感が湧きあがり何とも切なくなりました。 彼ら夫婦に感情輸入でき、涙なしに見ていられない作品です。 |
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