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タイトル名 |
鉄道員(1956) |
レビュワー |
MAHITOさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2011-10-26 11:54:13 |
変更日時 |
2011-10-26 11:54:13 |
レビュー内容 |
鉄道員をしている父親と、その一家の日常生活を描いた作品。 古いイタリア映画というのは、昔の日本に相通ずるものがあるようで違和感を感じさせない。 監督兼主演のピエトロ・ジェルミの頑固親父はまさにハマリ役。純粋でかわいい末っ子が、 家族間の橋渡し的な役割になっているのがリアル。個々の人物描写がしっかりと描かれている。 ストーリー自体は粗がない代わりに、ドラマチックな展開も見受けられない。 一家の描写を中心に物語は淡々と進み、徹底的なリアリズムを追求した仕上がり。 ベタな演出はいっさいないので、頑固親父の家族に対する思いが如何に伝わるかが、 この映画を鑑賞するうえでのポイントとなる。こんな不器用な親父、昔はたくさんいたんだけど。 近頃頑固親父が少なくなったとお嘆きの貴兄に。 |
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