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タイトル名 |
早春(1956) |
レビュワー |
MAHITOさん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2011-11-23 06:57:42 |
変更日時 |
2011-11-23 07:06:58 |
レビュー内容 |
倦怠期の夫婦、ついに夫が不倫を! というと、暗いイメージを抱いてしまうけど、 小津作品としては異色の設定でも、主人公であるサラリーマン族の悲哀やペーソスを中心に、 あくまで軽快なタッチで描いてます。もちろん主人公の不倫のほうも。 それがどうしても物足りなさを感じてしまう。不倫以外のエピソードは他の作品でも観れるし、 同監督の「風の中の牝鶏」ぐらいはぶつかってくれないと、面白味がない。 もうこの頃の小津作品はカラーも決まっちゃってるし、仕方がないのかなとは思うけど、 不倫のエピソードを入れた意味をあまり感じなかった。というわけで、 小津色は色濃く出ている作品ではあるので、小津ファンなら十分楽しめるかと。 |
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