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タイトル名 |
マイ・ファニー・レディ |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2020-06-07 03:57:10 |
変更日時 |
2020-06-07 03:57:10 |
レビュー内容 |
イザベラのサクセスストーリーとして見れば、間違いなくこれは『アリ』なんですけど、アーノルドの立場でみると、なんとも言い難い結末。 アーノルドの奥さんデルタ。最初は良い奥さんであり、良き仕事のパートナーだと思っていたのですが、そんな彼女の印象は一変。旦那の浮気は許さんが、自分はセスのところへ行っちゃう無節操ぶり。旦那が他の女性と関係を持つのはだめだけど、自分は良いってか。しかも、コールガールを呼んでいたセスにまでキレるのは意味がわかりません。昔セスを振って今の旦那とくっついたんでしょ?セスが誰と何をしようが、あんたからとやかく言われる筋合いはないよ。 これだったらアーノルドのほうがまだまし。確かに彼は家族がいる身で、風俗を利用した。それは決して褒められるべきではないでしょう。ですがそれ以外に非があるだろうか。彼と出会った女性達は、みな彼からの『言葉』と『出資』で成功し、それを感謝しています。しかもその成功に対する見返りすら彼は求めません。 私は、この映画で一番まともだったのはアーノルドとジョシュだったのではないかとさえ思えるのです。 その二人が一番割を食っている。そのオチのつけ方がどーにも気に入りません。 デルタだけではなく、カウンセラーの女も正直嫌いです。自分本位。自分勝手。二人に共通するのは『人の話を全く聞かない。』このカウンセラーとセスが結ばれてうまくいっているってのは笑い話なのですか?これがコメディなんですか?自分にはさっぱり笑えない理不尽さだったのですけど。私はこのカウンセラーにも、判事と同じくらい不幸になってほしかった。 プロセスは結構楽しめたのに、全体的にこんな結末で残念です。 |
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