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タイトル名 |
ターミネーター3 |
レビュワー |
たきたてさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2017-04-21 02:17:44 |
変更日時 |
2017-04-21 02:17:44 |
レビュー内容 |
あっちこっちで酷評されているので期待せずに鑑賞。 シリーズものなので避けては通れませんからね。 ところがところが。見る前のハードルがあまりに低かったせいでしょうか。非常に面白かったです。 前2作に比べると、ややアトラクションムービー化している趣がありますが、その実、ストーリーがしっかり作りこまれているじゃありませんか。 スカイネットの危険性を示唆する演出。この水面下でピリピリしている緊張感。良い。 『今日の18時27分に核ミサイルが発射される。あと2時間48分後だ。』この展開の早さ。制限時間の厳しさからくる焦燥感。良い。 街中でのカーチェイスアクション。世界滅亡というマクロのテーマを抱えながら、ミクロの世界での攻防、このギャップ。良い。 T-800、T-X以外のロボットたちの登場。興奮しすぎて鼻血でちゃう。最高に良い。 そして何より、驚愕の事実に2度ほど驚かされるストーリーが良いです。 一度目は、未来でジョン・コナーが殺されているという事実。しかも殺した張本人はT-850。ジョン・コナーの少年時代の思い出を利用したらしい。容赦がない。あらためてターミネーターがいかなる存在であるのかを再認識しますね。 そして、二度目は言わずもがなラストでしょう。 こんなバッドエンドなら、もはや滅びの美学です。 『旧型のパソコンしか置かれていない』に始まり、『ここはスカイネットの中枢じゃない。政府要人のための最終避難用核シェルターだ。』で終わる、絶望と希望が同居するラスト。 きっちり描かれる核ミサイル発射の映像。 個人的には『2』より好きです。 |
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