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タイトル名 |
何かが道をやってくる |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-06-23 23:41:53 |
変更日時 |
2017-06-23 23:41:53 |
レビュー内容 |
ブラッドベリの、正直ちょっと”もたついて長い”原作(個人の感想)のエッセンス部分を上手く抽出して、幻想的なダークファンタジーとして映像化しています。 子どもが持つ「夜」や「嵐」への怖れが画となって視覚化されている上、カーニバルという異世界空間を利用しての幻惑に、分別あるはずの大人までもが絡め取られていくさまはひんやりと怖い。 児童文学のジャンルに入るかと思いますが、この怖さはなかなか本物。学校の女教師が若返りと引き換えに光を失う場面はかなりビビリます。小学生の年で観てたらかなりのショックを受けただろうな。 悪魔は絶対的に強く禍々しく、子ども二人で闘える相手ではない。もう隠れるのみ。そう、雷鳴が轟くまで。 たまに思うのですが、悪魔って人間の作品に登場するぶんにはですが、相手の心の弱みを握ることには長けてるけれど、「隠れている」者を見つけ出すという透視能力は無いようなんですよね。これってどういうことなのかな。西洋の聖典等で悪魔の能力定義とかあんのかな。 |
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