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タイトル名 |
カンパニー・メン |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2013-08-15 00:25:40 |
変更日時 |
2013-08-15 00:25:40 |
レビュー内容 |
世界で一人勝ちしているように見えるアメリカも、いや市井のサラリーマンはこれけっこう大変なのよ、と居酒屋でしみじみおでんをつまみたくなるようなお話。どこの国でも“他人に評価される仕事”というのは自らのプライドと折り合いのつかないものだなあ。失職したばかりの頃は“この俺様が”気分でまだ元気があったのだけれど、ひとつひとつ“俺様気分”を打ち砕いてゆく現実のエピソードがリアルで切ない。何度も空振る面接、売らざるを得ない自宅に車、滞納発覚のゴルフ会員権。ついに我が子が自らゲーム機を手放すに至って、お父さんは俺様プライドを叩き割り、親戚に頭を下げてブルーカラーの仕事に就くのだった。うう(泣)。闘うお父さんを支えるのはやはり家族、B・アフレック家はよく頑張りました。対照的に悲劇を生んだ元管理職の彼の家庭、寒々しさが画面からも漂ってきそうだった。きついなあ。勤め人ならば誰でも可能性のある厳しい現実を、アメリカの実情も上手に紹介しながら心に響くドラマに仕立ててあります。日本の地方都市に住む身としては、あんな豪邸が一サラリーマンの分相応なのかと、そこはちょっと驚いてしまった。 |
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