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タイトル名 |
ラヴィ・ド・ボエーム |
レビュワー |
tottokoさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-01-12 23:35:53 |
変更日時 |
2025-01-12 23:35:53 |
レビュー内容 |
まったくもってお金がないんですよねカウリスマキの登場人物らは。もういつでも。 中年男が揃いもそろって赤貧洗うが如し。なのに悲壮感が今ひとつないの。まず売れないだろう小説や曲や絵を創ってその日を生きて。でもどういうわけかパトロン(カモ)が現れたりしてしのげちゃう、このゆるさ。 ラストまでこのユルさが続くのかなと思ったけどそうではなかったです。人生は切ない。切ないなりに希望を持たせることも多いカウリスマキだけど本作はビターな方に舵を切っておりますね。 それにしても優しい三人の男たち。自分も持たざる者なのに他者に分け与えることができる人たち。稼げなくて勤労意欲も少なめでしょーもないんだけど、彼らの優しさや友情力はちょっと圧倒的でした。金はなくとも愛はある。 |
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