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タイトル名 |
死者の学園祭 |
レビュワー |
かっぱ堰さん |
点数 |
2点 |
投稿日時 |
2018-11-13 22:29:05 |
変更日時 |
2018-11-13 22:29:05 |
レビュー内容 |
原作は読んでいない。ミステリー・青春・学園物といった想定で見たが結果的には残念な映画だったようで、題名だけでも結構イメージが広がる割には名前負けしている。公開時には「仮面学園」(主演・藤原竜也)という映画と同時上映だったとのことで、全体サイズの制約はあったかも知れないがそれで大目に見る気にもならない。 まず若い役者が多いのはいいとして、最初から素人が出ていたりするのはいかにも安手のドラマである。また特に気になったのは各場面の間がつながらず、必要なピースが抜けたように見える箇所があることで、そのため登場人物の考えや思いの変化が伝わらずに意味不明なところも多い。劇中劇には少し期待していたが、主演2人がいなくなった間をコントでつなぐとか、主人公の個人的発言を台詞めかして言っていたのはその場の観客には支離滅裂でしかなく、これで最後までやり通したといえるのか大変疑問である。たとえアドリブでも演劇として筋が通った内容になっていれば感動的だったろうが、そこまで作り込もうとしたわけでもないらしい。その一方でラストの場面の印象が妙に強く、要はこれを見せたかったわけかと呆れた。
キャストに関しては、制服姿の主人公は清楚で可愛らしいと思ったが、特に自転車の場面など色気づいたところが丸出しでかえって引いた。またなぜか原作者でもない作家が出ており、確かに昔は役者をしたことがあると聞いたがこれを見る限り場違いでしかない。というかこの顔を見て笑えということか。劇中のほとんどの人物や事物が嫌悪を催す方へ作用している。 ちなみに柳田真弓役の坂本三佳という人は嫌いでないので今後の活躍を期待する。 |
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