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タイトル名 |
リング(1998) |
レビュワー |
乱泥さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2024-06-29 01:29:11 |
変更日時 |
2024-06-29 01:29:11 |
レビュー内容 |
晩夏の夜。テレビに垂れ流しのプロ野球中継。友だちと勉強の合間、息抜きに怖い話になって…… オープニングシーンの、この空気感は本当に見事だ。ブラウン管テレビ、ビデオテープという媒体が過去のものになっても、このリアルさだけは色褪せない。
冒頭で死亡した少女が主人公の姪であるという繋ぎ方も巧いし、この主人公を女性にしたことで、鈴木光司作品の男性的で脂ぎった世界観を払拭しているのも成功ポイント。随所に脚本の妙が光る。呪いのビデオの映像センスについては神が宿ったとしか言いようがない(あの「指差し男」のインスピレーション源について調べると、さらに背筋が凍ることになる……)。
すでに四半世紀前の作品になってしまったのに、今だに「モダンホラー」と呼びたい。そんな作品。 |
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