|
タイトル名 |
市民ケーン |
レビュワー |
風小僧さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2012-12-23 20:04:10 |
変更日時 |
2015-09-13 13:11:04 |
レビュー内容 |
「バラのつぼみ」という言葉の意味を探るニュース記者、その過程で暴かれるケーンの生涯。ラストシーンで明かされる真実。O・ウエルズの評価がやたら高いが、「市民ケーンの真実」を観ると、脚本家H・マンキウィッツの功績が大きいようだ。いかに裕福で成功した(と思われる)人生を送ろうとも、主人公には満たされないものがあったはず。両親と離れることも知らず、夢中でソリ遊びをしていたのだろうか?その後の寂しさ、喪失感は察するに余りある。音楽(B・ハーマン)は合わないなあ。少年時代に大切なものを失った体験・・・。それぞれの「バラのつぼみ」を抱えて生きている人は多いのではないか。他人にはどうでもよいことが、本人にとって重大なことって結構あるんですよ。 |
|
風小僧 さんの 最近のクチコミ・感想
市民ケーンのレビュー一覧を見る
|