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タイトル名 |
ドライビング Miss デイジー |
レビュワー |
風小僧さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2025-05-11 13:41:26 |
変更日時 |
2025-05-11 18:47:58 |
レビュー内容 |
差別渦巻くアメリカ南部を舞台に、高齢のユダヤ人女性と初老の黒人男性の交流を描く。弱者(ユダヤ人)が弱者(黒人)を見下しながらも徐々に心を開き友情を育む。偏屈ばあさんの意識の変化を味わう映画であり、キング牧師や「奇妙な果実」の話は出てくるが社会派ドラマという感じではない。差別的な心情を含意する警官のセリフ「黒人の爺さんとユダヤの婆さんの二人連れだ。いい組み合わせだ」が根深い差別意識を象徴する。 終生従順な黒人運転手は白人にとって都合のよい人物像できれいごとに過ぎる。ホークの、時折奇声を発するような笑い方がどうにも不快。演じるM・フリーマンは演技過剰だ。ブーリーのリベラルな思考も屈折がなく平板で物足りない。 ワサン家数十年の歩みの中、ブーリー(D・エイクロイド)は徐々に老け込む姿で違和感ないが、ホーク(M・フリーマン)は最初から最後までほぼ変わりない印象だし、デイジー(J・タンディ)の最後の姿は老人メイクが見え見えで興ざめする。 |
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