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タイトル名 |
野菊の如き君なりき(1955) |
レビュワー |
風小僧さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2015-09-13 13:39:54 |
変更日時 |
2015-09-13 13:48:12 |
レビュー内容 |
「野菊の墓」とせず、「・・・如き君なりき」と題名をつけたセンスの良さ。また、楕円形のフレームを使用した撮影は、古いアルバムをめくるような画面作りで郷愁を駆り立て、叙情性豊かな名作となった。今では考えられないことだが、「次郎物語」というテレビドラマを観て育ったせいか、映画に描かれた時代背景(家父長制等による「家」の重み)は認識できる。回想画面における笠智衆の静謐な語り(短歌の朗読)は、遠い日の物悲しい記憶を美しいまでに描写している。 |
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