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タイトル名 |
バルカン超特急(1938) |
レビュワー |
飛鳥さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2013-09-01 20:12:23 |
変更日時 |
2013-09-03 23:42:47 |
レビュー内容 |
列車から消えた婦人の真相を追ってヒッチコック得意のサスペンス性で引っ張られるけど、ネタばらしとなってもあんまり「してやられた感」がない。 突っ込みどころが多くて、スパイをめぐって逃げる方も追う方も手口が回りくどいし手際が悪い。 婦人はいなかったというウソの証言が揃ったのも、面倒事に巻き込まれたくない等の幾つかの異なる理由がたまたま重なったというのでは都合がよすぎる。 説得力に欠けるのでどうしても消化不良の印象が残ってしまう。 それでもところどころさすがと思わせる描写もあって、窓の指文字が浮かび上がるあたりはお手本のよう。 ユーモアがあちこちに散りばめられており、他のヒッチコック作品とは印象が違った。 今見るとさほどインパクトはないが、この時代に作ったことは立派で、後の作品にも本作の影響を受けたようなものを見かける。 |
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