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タイトル名 |
メッセージ |
レビュワー |
飛鳥さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2019-07-06 21:15:11 |
変更日時 |
2019-07-09 22:05:44 |
レビュー内容 |
UFOが12機、世界各地の上空に現れる。 その目的がわからないため、なんとかコミュニケーションを取ろうとする過程がかなりリアルに描かれている。 異性人のメッセージが、言葉ではなく円環状の形だけというのがユニーク。 これを文字として地球の言葉に約すのには、地道にデータを積み重ねて解析するしかない。 異性人のやってきた意図が、親善か侵略か。 それがわからないと対処のしようがないのだが、異性人の侵略を恐れた一部の国が攻撃を企図。 「サピア=ウォーフの仮説」によると、異性人の言語を理解することが未来を予知することにつながるという。 この辺りの理論が難しすぎてピンとこないのだが、ともかくこれによって異性人と同じ能力を得たルイーズが未来の記憶を時々呼び起こされることに。
回想シーンと思われたものが未来の出来事だったというどんでん返し。 未来がわかっていても、それを変えようともがくのではなく、だからこそ一瞬一瞬を大切に生きる。 子供を亡くす未来であっても、やっぱりこの人と一緒になって子供との出会いを選択する。 主人公のその心情が切なくも美しく感じられる。
着想はすばらしいが、無理筋が幾つも。 中国の上将を電話一本で説得したのは都合が良すぎる。 突っ込みどころが多くてすんなりとは入ってこないものの、少なくとも見応えのないつまらない映画の類ではなかった。 仮説に裏づけされた理論的な要素もあるし、テーマに哲学的な深さもある。 ただ、時間の概念が常識的な理解を超えているので、難解で頭がこんがらがってしまう。 |
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