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タイトル名 |
ボヘミアン・ラプソディ |
レビュワー |
飛鳥さん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2020-10-17 22:53:56 |
変更日時 |
2020-10-17 22:53:56 |
レビュー内容 |
クイーンのことは詳しくないのでけれど、聞き覚えのある曲がいっぱいで、音楽の力の大きさを感じた。が、それだけではなく、俳優や制作チームもとてもいい仕事をしている。 実話の映画化は、実話をなぞりすぎて淡白で散漫なものになったり、下手な演出で感動の押し売りになったりもして、これならドキュメンタリーのほうがいいのにと思うケースも少なくない。でも、この映画は素直に最後まで惹きこまれた。
もっともクイーンのことをあまり知らなかったので、実話との違いもわからず、違和感なくストーリーや役者を受け入れることができたのかも。フレディのイメージといえば、白いレオタードにいかつい髭面でスタンドマイクを持って歩き回るということしかなかったので、出だしの出っ歯の青年で面食らった。後で昔の映像を確認してみると確かに出っ歯で、どうでもいいようなことだけど、髭面にするとその印象が前面に出て出っ歯が隠れることを知った。 ゲイでエイズに罹って死亡したのは薄っすら記憶にあったけど、知らないことが映画に多く出てきて関心がどんどん湧いてくる。映画を見終わって、早速ネットでクイーンの動画や情報を漁ったくらい。
フィクション部分についてはメンバーも許諾していたようで、伝記映画ではなくアートだということが貫かれていて、その世界に気持ちよく浸ることができた。 フレディの出自や、闘病から死亡まで等、広げようと思えば広げられるところを大胆に省略して、クイーンの始動から全盛期を経て対立からの和解に絞ったのは良かったと思う。 |
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