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ジョゼと虎と魚たち(2003) - 飛鳥さんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 ジョゼと虎と魚たち(2003)
レビュワー 飛鳥さん
点数 6点
投稿日時 2013-06-07 00:14:18
変更日時 2013-06-07 00:14:18
レビュー内容
「帰れって言われて帰るようなヤツははよ帰れ」
泣きながら恒夫を叩くジョゼがいじらしい。
池脇千鶴、上野樹里、江口のりこと、恒夫を取り巻く女性たちが個性的でいい味を出している。
ジョゼの施設仲間のヤンキーもバカっぽくておもしろい。

実家にジョゼを連れて行く道中で、現実のギャップを肌で感じてひるんでしまった恒夫。
ジョゼが海が見たくなったからと行き先変更の指示をしたのは、その気持ちの変化を敏感に察知したからだろう。
別れを予感しながら「お魚の館」というラブホテルで愛し合う二人の姿がせつない。
愛する人と一緒に見たかった魚は水族館が休みで見ることができず、ホテルで見たのは壁に映し出された虚像の魚。
サガンの小説にあるジョゼとベルナールの話は、二人の別れを予知していたかのようだ。

前の彼女に乗り換えてジョゼのもとを去る姿に、恒夫のずるさが浮き彫りになる。
涙を流してはいるが、それさえも軽く感じる。
障碍者とパートナーになることを本当の意味でわかっていなかった。
覚悟もなく中途半端なやさしさで付き合ったのと同じ軽薄さだ。
ドライな選択をしながら号泣したのも、自分自身に免罪符を与えようとしたともとれる。
一番傷ついたはずのジョゼが、ふっきれたように淡々と日常を送っていたのが救い。
人間を描けているいい映画だとは思うが、主人公を好きになれないということはどうしてもマイナス材料になる。
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