|
タイトル名 |
ハート・ロッカー |
レビュワー |
オルタナ野郎さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-05-01 18:56:58 |
変更日時 |
2013-05-02 19:12:53 |
レビュー内容 |
イラク戦争に従事する米軍の爆弾処理班の姿を描いた映画。『ディア・ハンター』のイラク戦争版といった趣の作品。この映画に関する議論はほぼ出尽くしていると思うので私ごときが言える事は少ないが、個人的にはヒステリックに反戦だとか責務だとかいう以前に、「こんな目に遭っても結局アメリカってまた戦争しに行っちゃうんだよね」的な諦観を強く感じた。そこには戦争を忌諱しつつも軍産複合体によって経済を維持している国家に生きる者としての葛藤も少なからず反映されている様に思える。表向き反戦映画を作っている様なエンターテイメント業界のカネだって裏では軍需産業に流れている可能性もある訳で、そういった意味ではこのどっちつかずなスタンスというのはアメリカ国民のリアルな感情を真摯に代弁していると言えるのかもしれない。中盤のスナイプ合戦はなかなか見応えがありました。 |
|
オルタナ野郎 さんの 最近のクチコミ・感想
ハート・ロッカーのレビュー一覧を見る
|