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タイトル名 |
熱帯楽園倶楽部 |
レビュワー |
robaさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-10-29 17:09:28 |
変更日時 |
2013-10-29 17:09:28 |
レビュー内容 |
天使の都、クルンテープ。 猥雑でダスティで、混沌としたメガロポリス、バンコク。 かつてのその地を懐かしむ人々にとって、この映画は貴重な記録映画でもある。 まだスカイトレインが青い空を塞ぐ前、空の玄関口は当然ながら黄色っぽい照明が胡散臭いドムアン空港。 到着ロビーに溢れる白タク運転手の群れ、そして怪しげなエクスチェンジの声。 何もかもが、皆懐かしい。 この物語は、一気に転げ落ちていきながら、最後には振り出しに戻る。 我々旅人が過去の地を訪れたとしても、残念ながら時の流れが全てを洗い流している事は珍しくない。 だからこそ、この作品が捕らえた映像には代えがたい意味がある。 多少の筋立ての粗など気にせず、当時のタイ、バンコクの空気感を楽しむべき映画。 マイペンライ! |
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