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タイトル名 |
アリバイなき男 |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-03-23 23:28:13 |
変更日時 |
2014-03-31 19:08:43 |
レビュー内容 |
ジョン・ヒューストンの「アスファルト・ジャングル」に引けを取らない強盗映画の傑作。
フィル・カールソンは余り評価されて来なかった人物だが、このフィルム・ノワール作品は中々良く出来た映画だと思う。
常にマスクを被せられた三人の男。 それぞれの顔を知っているのはボスだけであり、三人は互いの顔すら知らない。 恐るべき速さで銀行を襲い、映画はここから物語を始める。 車を使われたというだけで職も名誉も失われてしまった主人公。絶望は怒りへと変わる。
ボスの顔も解らず不安に苛まれる強盗団の男達は、彼らを執拗に追う主人公に追い詰められ板挟み状態だ。 「アスファルト・ジャングル」やキューブリックの「現金に体を張れ」に比べると少し物足りないかも知れないが、それでもジリジリと追い詰められる三人の姿は中々のもの。 完全犯罪を目論むボスの存在がとにかく不気味だ。 |
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