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タイトル名 |
かたつむり |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2016-09-09 16:23:23 |
変更日時 |
2016-09-09 16:23:23 |
レビュー内容 |
ルネ・ラルーの短編。 後の「ファンタスティック・プラネット」等に繋がる摩訶不思議な空間。
揺れる球体の上に立つ無数のものたち、揺れが止まりオープニングへ。
球体に近づくと街、畑に。 水を撒くもの、如雨露に座り込み植物を見る。 木の枝で支えを作ったり、歩きまわったり、釘を刺して磁石で吊るしたり、風船で吊ったり。違う、そうじゃない。
涙を流すとその涙で突然元気に。 飛び踊るように喜ぶ。男も玉ねぎをあてながら涙を流しまくる。曇り空、誰の骨?、自ら金槌を打ち付ける機械を背負い込んでまで続ける。 成長していく作物、家を呑み込むように。
無数のかたつむりの出現、消え失せるもの、巨大化する恐怖、移動して車や電車を破壊しまくり人間を殺しまくる。伸縮する触角、押し寄せる恐怖。 静かな街と夜の営みを邪魔するように侵入する来訪者たち。 かたつむりの体ごと呑み込まれる。 触手のように伸び、誘い、絵を点滅させて吸い込むように。 逃げ遅れるもの、亀裂が入り破壊される街、飛び散る瓦礫、廃墟となった街。 ゆうゆうと過ぎ去る災害。 災害は性行して数を増やし、糸を張り、沈黙する。
次の人間はビルを作り、畑を耕し、次の食を欲するものたちを呼び寄せる。おい、じじいwwww |
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