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タイトル名 |
グラン・プリ(1966) |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-12-20 22:15:02 |
変更日時 |
2014-12-20 22:15:02 |
レビュー内容 |
バート・ランカスターの期待に応えた「大列車作戦」、 先見性の高かったフィルム・ノワール「影なき狙撃者」と数多くの傑作を手掛けたジョン・フランケンハマーによる作品。 流石に他の傑作群と比べるとやや精細を欠くが、この映画のレースシーンの凄さ!
実際にレース上をプロのレーサーがブッチ切り、俳優たちも引っ張られながら走ったそうだ。 ジェームズ・ガーナーの実力はプロに匹敵するほど成長したとか。 冒頭のド迫力かつ冷や汗ダラダラの息を呑むレース映像。 その裏で渦巻く男たちの野望、女たちの哀しみ。 何故男たちは命懸けのレースに身を投じるのか? トロフィーを掴む、トロフィーに酒を満たして飲み干す、賞金で生活するだけが目的じゃない。 ただ「勝つこと」。 勝利への執念がある者を高め、ある者を滅ぼす。 生と死が隣り合わせの男の戦い。
終盤のレースにおける勝者(生者)と敗者(死者)の対比が強烈。 |
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