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戦争と平和(1965-1967) - すかあふえいすさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 戦争と平和(1965-1967)
レビュワー すかあふえいすさん
点数 8点
投稿日時 2014-12-02 22:41:10
変更日時 2016-09-04 03:31:18
レビュー内容
レフ・トルストイの長編を映像化したセルゲイ・ボンダルチュクの超大作。余りの長さと重苦しさは、ロシア映画随一の退屈さを誇る。原作の恋愛要素も大分薄れてしまったし。

だが、実際のソ連軍の兵士を動員して撮影した超ド迫力の戦闘シーンは圧倒的だ。「ワーテルロー」も凄いぜ。

ピエール、アンドレイ、ナターシャの3名を始め、クラーギンやドローホフ、クトゥーゾフ、ナポレオンと原作を意識させる個性に富んだ登場人物が沢山出てくる。

戦闘までの貴族のいざこざや日常の、それぞれがしっかり結末へと流れていくのでどの場面も見逃せない。

この映画は戦争映画に徹した部分が多く、戦場の悲惨さが如実に描かれていく。

ヤケクソになって戦場に飛び込んで行ったピエールも、修羅場をくぐり抜ける事で傷心と成長を繰り返して行く。

全ての戦いが終わり、ピエールを静かに迎え入れる者は果たして・・・という感じの大作。

長時間かつシリーズものという取っ付き難い映画だが、レフ・トルストイに挑戦、あるいわ小説の世界を映像で堪能したいという人。
挑戦しがいのある内容なので、是非とも挑んで貰いたい。
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