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タイトル名 |
死刑台のエレベーター(1958) |
レビュワー |
すかあふえいすさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-05-20 19:38:01 |
変更日時 |
2015-01-15 16:36:46 |
レビュー内容 |
愛の言葉で始まるファーストシーン、絵だけで殺人の様子を描き出す素晴らしい出だし。
ところがストーリーは3つに膨らんでいき、徐々に1つの事件へと結びつく・・・。
偶然が偶然を重ねる悲劇、ブラック・ユーモア的な感覚。
フランス映画は何から何までオシャレだ。フェチもエロも上品だから好き(イタリア映画も自由奔放なところが好きな俺である)。
特にこの映画は殺しの場面も上品。
血を見せないのが逆に残酷でさえある。
登場人物も何処か紳士的だから良いんだよね(フランス人なのに)。
パリっ子の粋な計らい(車をぶつけた相手を酒にさそってしまう、散らかしたゴミをちゃんと回収する、自殺の方法もシンプル)。
ある意味理想的で人間味のあるパリっ子がこの映画にはいるワケよ。
愛の言葉に始まり愛の言葉で終わる・・・本人じゃなく写真に向って言うシーンが印象的な映画だった。 |
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