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タイトル名 |
太陽の中の対決 |
レビュワー |
53羽の孔雀さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2013-12-24 03:40:24 |
変更日時 |
2014-01-17 03:56:01 |
レビュー内容 |
う~~む難しい。ストーリー進行はシンプルで、アパッチ族(先住民)に育てられてきた白人である主人公が白人と一緒に駅馬車に乗るが、途中トラブルに見舞われる・・・というものなのですが、その中に潜むテーマが難しいというか考えさせられます。いわずもがな、考え方の相違の問題です。 乗客の白人にとっては「なついた犬を殺し肉を食べる」というのは考えられないものですが、先住民にとっては「極限の空腹状態だったらなついた犬でも食う」となり、同じく「先住民は白人を憎み、畑を耕そうともしない」は「先住民を偏見の目で見ているのがむしろ白人であり、また、荒れ地をどうやって耕せというのか」となります。 本作では主人公は自分中心かつ徹底して合理的で、時に冷酷かと思われるような考えを持っているのに対し、他の白人は非合理であっても社会的な考えを持つ、という風に表現されているのではと思います。そしてその違いは育ちの違いからくるものとも示唆されます。つまり、どっちの考え方も納得できる部分はあるのですね。 主人公が説得に応じ御者の隣に座るシーンや、最後の「助けに行きたければ行けば良い。でも殺されるぞ」という主人公に対し、それでも助けに行こうとする白人。それを見て主人公が自分の考え方を曲げその役を買うシーンなどに、多少なり歩み寄りが見られた、という表現がされているのかなと思います。 |
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