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タイトル名 |
きみに読む物語 |
レビュワー |
アラジン2014さん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2018-11-02 17:00:50 |
変更日時 |
2022-01-17 18:01:23 |
レビュー内容 |
映画通にはだいぶ物足りない内容かもしれませんが恋愛映画の王道でした。寡黙で一途な男の代名詞=ライアン・コリングスがとてもハマり役で違和感なく世界観にマッチしています。 内容的にはほとんど何も書くことが無いほどベタベタな恋愛映画ですが、実は今後世界中で問題になるであろう老年期の痴呆問題がなかなかリアルに描かれている作品でもあります。(まあ、あくまで表面的ではありますが) そういった意味では感動に包まれるだけで終わったらまずいんじゃない?という気持ちも芽生えてしまう作品で、特に終盤、彼女が一度思い出してからすぐに忘れる流れは別の意味で涙が出る名シーンだったと思います。個人的にはこの流れで老老介護の痴呆問題に話がシフトすれば良かったです。 過去の話ですが、、私もアリーのような女性に振り回された経験があり(振られる側)、彼女の心境はある程度は理解できるもののやはり身勝手なものだとも感じます。実際問題、ロンや母親の状況を考えると綺麗ごとだけでは済まない厳しい側面も多く含まれていることは明白です。そういった意味では非常に生ぬるい恋愛映画だったと見ることもできます。
他の方もおっしゃるようにオープニングから画面の美しさが際立ちます。途中頻繁に素晴らしい風景が差し込まれ、これだけで映画の質を一段も二段もUPさせています。当事者二人にだけ感情移入ができて、かつ、老年期の痴呆問題をとりあえず置いておくことができれば、、とても美しく素晴らしい恋愛映画体験が約束されています。エンタメとしてなら見て損のない映画ですが、リアル志向で考えると穴だらけの作品です。素敵な絵が多いので少し甘めの点数で。 |
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