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タイトル名 |
プリデスティネーション |
レビュワー |
アラジン2014さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2016-05-05 10:38:56 |
変更日時 |
2024-11-08 11:30:59 |
レビュー内容 |
ネタバレしますので内容には触れませんが、皆さんおっしゃるようにイーサン・ホークとサラ・スヌークの演技が素晴らしいです。また、導入部・引き込み部も非常にスムーズ、そしてタイムトラベルの方法、山高帽、キャンパスでの驚き、同じライターを使っていたことなど小道具も含めて素晴らしいシーンてんこ盛りになっています。「お前の人生を壊した男を目の前に差し出してやると言ったらお前はどうする?」この文句は超絶に素晴らしく、、ワクワク度もMAXに。しかし日本で流行らなかった理由も何となく判るような気もしますので、悩みぬいてこの点数といたしました。
まず全体像がつかみづらい。後々考えてもパラドックスばかり気になって、映画の筋書き通りに話が収まる気がしません。冷静に考えれば辻褄が合うような気もしますが、やっぱり合わないような気もしてくる(笑) 原作は読んでいませんが、こういった物語は活字だからこそ良い場合も多いですねやはり。(とはいえ、よくぞここまで映像化したもんだと感心しますが) あと、爆弾魔の一件がちと消化不良をおこしている点も少し気になりましたし、自分で気づいたなら意思の力で何とかなりそうな気もしないでもなく・・ やっぱり話の屋台骨自体が少々不安定な感じになってしまっているように感じます。
文句は書きましたが、この雰囲気と甘美な映像と見終わった後のインナーSF特有の余韻は非常に心地よいです。繰り返しになりますが、もう少し観客にわかりやすい仕上がりでしたらもっと売れたような気がします。総合的に考えて名作にあと一歩及ばない、非常に惜しい作品でした。 ※ちなみに公式サイトのほぼ全文がネタバレしていますので、映画をまだ見ていない方は絶対にアクセスしないことをお勧めします。。 |
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