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タイトル名 |
プリズナーズ |
レビュワー |
フィンセントさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2015-07-06 19:08:12 |
変更日時 |
2015-07-06 19:10:35 |
レビュー内容 |
ポールダノは、誘拐されちゃうわ、誘拐犯を疑われて監禁暴行されてボコボコの風船フェイスにされちゃうわ(イケメンが台無しwしかも最後らへんはもはや暗闇のなかで目だけしか映ってないし)、無事保護されて家族のもとに帰ったはいいがPTSDで知能が未発達だわ、ポールダノをイジめたおすドS映画。 やたらと神の言葉が登場しますが、神なんぞいないわけで、どんなに祈っても、助かるときはたすかるし、助かんないときは助からないわけで、「神への挑戦」といって誘拐をくりかえしてきたバアサンも、「神さま娘をお守りください」と穴で祈り続けていたヒューも、どっちも救いがたい、神という妄想にとわわれたプリズナーだなと、皮肉屋な私は結論づけました。 それはそうとして「オチがだいたい読めた」って誰一人言わせまいっていう作者の意地が激しすぎて”迷路”、”ヘビ”、”頭部を砕かれて埋葬されてるマネキン”、”ハエまみれのブタの頭”、”血だらけの幼児の服”、”家の外に落ちていた靴下”、”ミイラ化した何かの死体”・・・・など、すべて【目くらまし】のために散りばめられた演出項目が、えらく頭を使わせる映画でした。 もうね、いっそ、迷路の謎だけで1本映画作れちゃうんじゃねぇのってくらい意味深だったので、「ハイハイ、それね、昔さらった子供のPTSDってことだけです。ね?うまくだまされたでしょ?」ってもし作者に説明されても、「ムダに考えさせやがってコノオ!」ってはったおしたくなるような。 こういう目くらましは、オチがバレない程度の最小限度の数に絞るべきですね。 面白くなくて寝ちゃう映画ってのはありますが、この映画は面白いのに、あまりに頭を使わせる映画で見てて途中でヘトヘトになっちゃって、面白いのに寝てしまい、途中でハっとなってコーヒーをすすりつつ最後まで見たという、なんとも不思議な映画でしたw |
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