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タイトル名 |
君の名は。(2016) |
レビュワー |
フィンセントさん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2016-10-20 17:20:01 |
変更日時 |
2019-10-15 17:56:19 |
レビュー内容 |
この映画のすごいところは、洋画や邦画関係なくタイムリープものに多い矛盾点、見事に覆いつくす映像と脚本である。
たとえば「アルマゲドン」なんて、重力が少ないはずの隕石の地上で普通にスタスタと歩いちゃってる。でもやっぱりブルースウィリスがスイッチをポチってするときは涙がグアーって流れちゃう。
「ガタカ」なんて、宇宙ロケットに入るのに宇宙服じゃなくてスーツとかどう考えてもオカシイダロと思う。でもあの映画ほど何度も見て引き込まれる映画はない。
それと同じように、「君の名は。」もまた、細かいところばかり重箱の隅をつつくようないやらしい見方をする人間でなければ、しっかり感動できる。そんな映画である。
ここで持論なのだが、SF映画には2種類あると思う。
①「矛盾点が多少あっても、全体が総合的にすばらしく感動させられる良い映画」(たとえば「ミッション:8ミニッツ」もそう)
②「矛盾点が多少あって、全体もグダグダな話や映像なので、感動できない映画」(B級SFに多い)
そして「君の名は。」は、①であることは間違いない。
補足だが、市原悦子演じる三葉のおばあちゃんが語る(彼女もまた三葉や瀧と同じように、入れ替わりができる能力をもつ血筋)”結び”のお話は、他のアニメ映画にはない深いものがあった。 (うわさによれば、たくさんの恋愛や人間関係を持ってきた30代以上がここでジ~ンとするとか) |
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