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タイトル名 |
麦秋(1951) |
レビュワー |
cogitoさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2014-08-15 00:21:32 |
変更日時 |
2016-05-15 12:33:34 |
レビュー内容 |
人生の節目である結婚を題材として、本人、友人、親、親戚の生き様を表わした映画。 小津の映画表現、描写のスタイルとして、一つの極みに達している。
動と静の映像の巧みさ。動の映像から静の映像へ、静の映像からカメラワークで静を動かす。 父が歩き、遮断機がおり、父が座る(動)、座って考える(静)、 電車が通り過ぎ遮断機が上がる(動)、祖父は座ったまま動かず(静)、いわし雲を映す(静)
縁側の映像、今まであった鳥篭がない(静)、その後に、父母が大和に移る話が展開、 紀子が自身の嫁入りが自分自身だけの問題でないことに気づく
最後は大和の家と山、風になびく麦の穂波。 |
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