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タイトル名 |
マルサの女2 |
レビュワー |
こしちさん |
点数 |
6点 |
投稿日時 |
2014-08-07 21:46:16 |
変更日時 |
2014-08-07 21:46:16 |
レビュー内容 |
マルサの女の続編。 今作は前作よりも社会的要素が含まれており、もっと大きな悪が描かれている。 そして今回の悪役は地上げ屋で宗教団体を利用し脱税を行う人達(ヤクザ)でタブーに踏み込んでおり、伊丹十三らしい。 2でもテンポの良さ音楽の良さは健在。物語のわかりやすさという部分では多少わかりにくくなったかもしれないがより複雑な組織構成となっているので仕方がないか。 鬼沢の開き直り発した発言には説得力が有り、こういう人達にしかできない社会の部分が有るという現実を突きつけられ考えさせられる。 そしてチビ政、そして鬼沢までもがトカゲの尻尾切りにあい、悪はとてつもなく大きく圧力に屈しざるを得なかったマルサの宮本信子の悔しげな顔が印象に残る。 ラストはリアリティがありとても良かったと思えるが、スナイパーは少しやり過ぎではないかと感じてしまった。 それに悪役の魅力も三國連太郎よりも山崎努のほうが勝ってたように思える。 しかし前作に続き良作であることには間違いない。 |
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