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タイトル名 |
きみに読む物語 |
レビュワー |
カジノ愛さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-03-22 16:24:53 |
変更日時 |
2015-03-22 16:28:44 |
レビュー内容 |
ノアの老後の妻を思いやる姿がただただ美しい。あれだけ一途にアリーのことを思っていたからこそ、認知症の妻が自分のことを忘れるというのがどれだけ残酷でやるせない気持ちになるのかが伝わってくる。妻に若き日の愛しあった記憶を思い出して出して欲しいがために、どれだけの回数ノアが読み聞かせをしてきたのだろうか。青春時代の出来事が、甘酸っぱい出来事(遊園地、映画、道路に寝そべっての会話など)だけではなく、お互いの衝突やアリーの両親の反対といった苦い出来事も描かれているからこそ、見ている側としては順風満帆なロンよりもノアのほうを応援したくなるのかもしれない。人生で一人の人をこれだけ最後まで愛するという美しさを教えてくれた作品。 |
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