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タイトル名 |
AKIRA(1988) |
レビュワー |
Cinecdockeさん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2024-12-06 23:37:52 |
変更日時 |
2024-12-08 22:08:38 |
レビュー内容 |
15万枚のセル画に込められた、破壊、破壊、破壊、……そして誕生。
かつて遠い昔に見たまま、理解できないまま終わった物語に再び触れた途端、 新たな神話と繰り返されて来た歴史の環が浮上する。 モノであふれかえり、精神が荒廃し、閉塞感打破のために暴力に回帰していく。 "アキラ"という概念に振り回され、大義名分として暴走がインフレしていくカオス。 当時の時代が生み出したこの圧倒的エネルギーは現在では絶対に模倣できないだろう。
超能力のぶつかり合い、アメリカンな台詞の応酬、 緻密なディテールに裏打ちされたメカニックとサイバーパンクな世界観。 日本アニメの一つの到達点であり、先行きの見えない現代において破壊の先に何があるのか、 自分自身で答えを見つけるしかない。 |
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