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タイトル名 |
L.A.コンフィデンシャル |
レビュワー |
Cinecdockeさん |
点数 |
9点 |
投稿日時 |
2015-12-31 01:32:43 |
変更日時 |
2015-12-31 01:32:43 |
レビュー内容 |
原作小説は貸出時間切れで途中で投げ出してしまったが、映画版の大胆な脚色でこの完成度の高さと濃厚さは稀なケースではないか。それだけこの映画は素晴らしい。暗く血生臭い内容であるにも関わらず、爽やかな後味を残す。巨悪を追うタイプの違う三人の刑事は決して潔癖ではないが、それぞれの信念と正義を持ち、そして人間臭い。だからこそ、一つ一つの台詞が伏線となって、鮮やかに決まったときのカタルシスに打ち震える。特に「ロロ・トマシ」と「更生のない悪人を背後から撃つことが出来るか」には痺れた。カッコいい。これに作品賞と監督賞をあげないとは、アカデミー賞最大の汚点として恥じるべきだろう。 |
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