みんなのシネマレビュー
オアシス - Cinecdockeさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 オアシス
レビュワー Cinecdockeさん
点数 8点
投稿日時 2023-03-10 22:51:57
変更日時 2023-03-14 21:53:32
レビュー内容
日本では作れないし、製作から20年経った韓国でも作れない映画だと思う。

知的障害を持つジョンドゥは発達障害も患っていて、
衝動的で空気の読めない言動が当事者にとってリアルに突き刺さるものがある。

しかし、それ以上に脳性麻痺を持つコンジュはさらに過酷な境遇だ。
知能が健常者と同じであっても自分の気持ちを上手く伝えられないもどかしさが切ない。

両者とも家族から煙たがられていて、都合良く利用されている辺り、偏見と無知に満ちた健常者ありきの社会と言える。
その社会と相反するように二人だけの居場所である空想のオアシスが、二人の純粋さを際立たせる。
"障害者"ではなく"女"として見てくれたジョンドゥが当初強姦未遂を起こそうが、
コンジュがどう受け入れるかは彼女が決めることだ。
ただ、コンジュのジョンドゥに対する恋愛感情は本物なのか、ストックホルム症候群に陥っていないか。
その"理解できなさ"が本作の肝である。

ドキュメンタリータッチとファンタジーの境目を無くすことを可能にしたムン・ソリの壮絶な名演に尽きる。
ジョンドゥは誤解が解けないまま服役してしまうが、コンジュはいつまでも彼を待ち続けるのだろう。
健常者とは永遠に距離が縮まらないとしても、二人なりに新生活を始めることを想像させる幕引きだった。
Cinecdocke さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-11-30黒猫・白猫47.24点
2024-11-18テトリス77.00点
2024-11-18マクベス(2021)66.00点
2024-11-18ぼく モグラ キツネ 馬99.00点
2024-11-09パリ、テキサス47.69点
2024-10-26JUNK HEAD78.11点
2024-10-22ベルリン・天使の詩76.40点
2024-10-05ポトフ 美食家と料理人88.00点
2024-10-04シビル・ウォー アメリカ最後の日76.61点
2024-10-03カリスマ55.41点
オアシスのレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS