みんなのシネマレビュー
青い山脈(1963) - せんべいさんのレビュー
◆検索ウィンドウ◆

◆ログイン◆
メールアドレス
パスワード

◆ログイン登録関連◆
●ログインID登録画面
●パスワード変更画面

◆ヘルプ◆
●ヘルプ(FAQ)

◆通常ランキング◆
●平均点ベストランキング
●平均点ワーストランキング
●投稿数ランキング
●マニアックランキング

◆各種ページ◆
●TOPページ
●映画大辞典メニュー
●アカデミー賞メニュー
●新作レビュー一覧
●公開予定作品一覧
●新規 作品要望一覧照会
●変更 作品要望一覧照会
●人物要望一覧照会
●同一人物要望一覧照会
●関連作品要望一覧照会
●カスタマイズ画面
●レビュワー名簿
●お気に入り画面
Google

Web www.jtnews.jp

タイトル名 青い山脈(1963)
レビュワー せんべいさん
点数 8点
投稿日時 2015-08-29 21:36:54
変更日時 2015-08-29 21:55:41
レビュー内容
 まだビデオレコーダーが自宅に無く、録画というものが不可能だった学生時代に、深夜放送で観ましたが、私にとって3つの驚きがありました。 
 一つ目は、映画の内容についてです。主題歌は懐メロでお馴染でしたが、私は【山脈のような試練を乗り越えて幸せを掴む格調高い大河ドラマ】のようなものを連想していたのです。しかし実際は、田舎町で繰り広げられる偽ラブレターの是非を問うものだったとは…そのギャップに驚きました。真面目なテーマを扱っている一方で、明らかに観客の笑いを狙ったコミカルな演出が散りばめられており、最後まで飽きずに観ることが出来ました。
 二つ目は、日活映画のイメージについてです。私が物心ついた頃から、すでに日活はロマンポルノ路線に入っていました。そのため「以前は、こんな爽やかな青春映画を作っていたんだ!」と大変、新鮮に感じました。
 三つ目は、吉永小百合さんの役柄についてです。吉永さんも、私が物心ついた頃から【おしとやかな女性役】が定着していたため、活発なキャラクターが新鮮、というより、伸び伸びと自然な印象を受けました。浜田光夫さんとのコンビ作品も、この映画を機に観るようになりました。
 その後、原作を読んだり、1949年版・1975年版をテレビ放送で観ました。1949年版は原作に忠実で、タイムリーに【これからの男女交際・民主主義に基づく新しい日本】といった理想を高らかにうたった作品だと思います。一方、1975年版は【真剣な眼差しで見つめ合う】といった真面目な恋愛ドラマ調の演出が強調されていました。見比べてみて「同じ原作でも、こんなに違うものなのか」と感心したものです。
 さらに後年、1963年版はビデオでも再見し、当時のお正月映画として公開されたと知りました。老若男女が一堂に会し爽やかな笑いに包まれながら新年を迎えた当時の映画館の様子が目に浮かんだのと同時に、そうした位置づけの映画として、脚色・演出もピッタリだと、あらためて思いました。また、最近、某バラエティー番組で、高橋英樹さんが「三枚目役だったので、撮影当時は非常に抵抗感があったが、そのときの経験が役に立った」といったことをおっしゃっていました。私は高橋さんが熱演してくれたガンちゃんが大好きです!。
 さて、採点ですが…一般的には“お正月映画”であって佳作レベルかもしれませんが、私にとっては【3つの驚き】と共に忘れられない作品です。大甘かもしれませんが、8点を献上しちゃいます。
せんべい さんの 最近のクチコミ・感想
投稿日付邦題コメント平均点
2024-08-04ゴジラ-1.0107.08点
2023-09-23Little DJ 小さな恋の物語86.00点
2023-09-15ジャイアント・ウーマン63.33点
2023-09-15妖怪巨大女21.00点
2022-06-19光る眼83.35点
2022-06-19続・光る眼/宇宙空間の恐怖87.50点
2022-06-19未知空間の恐怖 光る眼86.37点
2021-12-29雨に唄えば108.08点
2021-12-04デューン/砂の惑星(1984)85.65点
2021-07-24ファンタスティック・プラネット107.34点
青い山脈(1963)のレビュー一覧を見る


Copyright(C) 1997-2024 JTNEWS