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タイトル名 |
僕が星になるまえに |
レビュワー |
蓮さん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2015-06-05 16:46:30 |
変更日時 |
2015-06-13 23:12:51 |
レビュー内容 |
イギリスBBCのTVドラマシリーズ「SHERLOCK」で、日本にも多くのファン層を確立し、今や、「英国の至宝」とまで賞賛されるようになった、ベネディクト・カンバーバッチが、「SHERLOCK」第1シーズンの放送前、もしくは、撮影が重なっていたかな?とゆう頃の作品です。■私は、「アメイジング・グレイス」で彼を知り、「SHERLOCK」で、その類稀な演技力に魅了された口ですが、この作品は、未見でした。この度、たまたまケーブルTVで放送され、観る機会に恵まれたのは、大変、ラッキーでした。■物語は、29歳で末期ガンに侵された青年ジェームス@ベディクトが、彼の3人の親友、デイビー、マイルス、ジムと、ジェームズが最後に、どうしても行きたいウェールズのバラファンドル湾へ、キャンプをしながら旅をする。。。その道中の悲喜こもごもを、4人の男達の友情を軸に描いた作品。■しかし、そこに描かれたのは、”いかにも”な、熱い男の友情ではなくて、ごくごく日常的で、淡々としたやり取り。最後まで、淡々と終わる感じ。■男同士の友情って、きっと、どんなことでも、お互いを許しあえること。”逝く”ことの選択さえも・・・。そして、男の生き様って、”許したこと”を、背負って生きていくことなのかな・・・って、一応、女の身としては、そんなふうに感じました。その生き方が羨ましくもあり、何ともせつなく不可解でもあり。。。静かで、とても、味わい深い作品でした。■ベネディクトのSHERLOCKでの演技を見た後だと、この作品で演じたジェームスは、まさに対極のキャラ。次第に、衰弱しながらも、最後まで、”孤高に生きること”を選んだジェームスを、ベネディクトが、満身創痍、見事に、演じ切りました。■モルヒネを切らし、激痛に身悶え、デイビーに、「苦しい・・・助けて・・・。」と、すがるシーンは、壮絶で、もう見ているのが辛かった・・・。ベネディクトの演技力は、素晴らしい。”英国の至宝”と言われる所以に、改めて感服しきり。だけど、もう少し、ストーリーや演出に、盛り上がりが欲しかったかな?と、ゆうところで、7点献上です。 |
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