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タイトル名 |
カールじいさんの空飛ぶ家 |
レビュワー |
OKfilmsさん |
点数 |
4点 |
投稿日時 |
2015-07-30 19:28:33 |
変更日時 |
2015-07-30 19:28:33 |
レビュー内容 |
老人と死んだ妻、そして空飛ぶ家で旅に出る。 そのあらすじだけで、「人生」というものがテーマであるはず。 だから、カールが家の思い出の家具を捨てて、声高らかに飛ぶ!そしてうざがっていたダグも愛し、今行くぞラッセル!という所はスカッとして、「過去への決別」そして「前向きに生きる」というカールが素晴らしい。
だが、そこ以外が、今一つ浅い気がする。
まず各登場人物の行動にいちいち疑問符が生まれる。 マンツは鳥を捕まえたい。それはわかるがラッセルやカールを殺すほどか?家を焼くほどか? ダグがリーダー犬を動けなくしたのに、残りの犬は裏切り者のダグになぜ従った?(そもそも主人のマンツの目的だった鳥を逃がすために裏切りを働いたという重罪のはずなのに・・・)
そして、人生をテーマにしているなら、ラッセルの事も深く掘り下げないといけない気がする。子供としての悩み、人生。この大変な旅を経て得るものがあった、心に大きなものを得たというものがないと、ただ話を進める子供になってしまう。
人生という壮大で深いテーマに見合うほどに、登場人物の生き方をもっと深くしないとダメなのでは?そのために削るべき所がいっぱいあった気がする・・・。 だけど、壮大という意味では物語のステージはぴったりだった。 |
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