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タイトル名 |
TENET テネット |
レビュワー |
メメント66さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2020-09-21 03:39:18 |
変更日時 |
2020-09-21 20:28:51 |
レビュー内容 |
盛大なネタバレが入りますの未鑑賞の方は気を付けてください(個人的意見・感想です)
ノーラン監督の作品なので、あらゆる事象に対して、どういう意味なのか 考えながら観ていました。 が、それでもなお、 観客置いてけぼりのストーリー・身長が高すぎ、綺麗とは思えないヒロイン そんなに派手でもないアクションに どこか違和感のあるアクション(後半、違和感の正体が判明したら感動の一言ですが) と前半パート(約1時間)は退屈です。
しかし、後半の逆行パートに入った瞬間に全てが頭の中で繋がり、身震いするほど感動します。 相変わらずの時間概念の表現は素晴らしいです。 逆行する中で今までの順行シーンを遡っていくことになりますが、やっぱり なるほど と感動の嵐です。 後半1時間半はほんとにあっという間でした。
単純にタイムマシン的な 過去に戻るという概念は今までも数多くあれど 「逆行した時間の中を進む」という概念はまだそんなに無い中で、この完成度 素晴らしすぎます。
惜しいと思った点 ・ヒロイン(好きな方には申し訳ない) 危うく世界崩壊の危機にも関わらず、肝心のラストは感情に負けてボスを射殺 ・動機や設定がご都合主義 ・逆行マシン と アルゴリズム の説明 はしょりすぎ 逆行マシン 多すぎ
要でもありますが、ロバート・パティンソン(ニール)の演技・存在が特に素晴らしいです。 冒頭とラストで命を助けられたのが相棒のニールだとわかるシーン 今回の一連の黒幕 兼 ニールの雇い主 が未来の主人公だとわかったシーン それまでのシーンを思い出したり 最後は主人公を庇って死ぬことになるのですが、本人はそれに気づいているのか や また、そうなることが分かっている主人公が未来でニールにこの任務を授けるわけですが、その胸の内 等 主人公の演技も相まって 感動するシーンです。
相変わらず、セリフ一つ一つが全て伏線になっていて 全部回収しきっているのは凄すぎですが (無知は最大の武器 は主人公の事だったり ニールとの初対面の時の会話だったり) 毎度のことで、全部が伏線になっているため、変に意識してどっかで使うのかなーとか勘ぐっちゃいます。 いくつか匂わしといて、実は伏線じゃありませんでしたー 的なものを作ってほしいとも思ってしまいました。
是非スピンオフ作品を作ってほしい ニール視点 や ラストの話で出てきた「別の結果」バージョン 等 絶対おもしろい |
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