|
タイトル名 |
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡) |
レビュワー |
LucyOさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2017-02-04 03:14:37 |
変更日時 |
2017-02-04 03:14:37 |
レビュー内容 |
好きな監督の作品であることとオスカー受賞作ということ以外は何も前知識なしに鑑賞した。残念ながら正直期待したほどではなかった反面、作品賞を取った理由もわかる気がした。副題の「無知がもたらす予期せぬ奇跡」はリンゼイ・ダンカン演じる批評家が書いたレビューの一節なのだが、一言でよくこの映画のテーマを言い表しているし、この批評家がバーで主人公をこき下ろす台詞は恐らく多くのハリウッドスターが持つジレンマをそのまま語っている気がした。要するに芸術家対エンターテイナー(ここではセレブリティと言っているが)の話で、ただのセレブは芸術家になれるのだろうか?ということだ。(リー・ストラスバーグのメソッドアクティングがすぐに思い出された。)こうした「業界周りの」人間の本音が選考委員にアピールしたというパターンではないかと思う。ほんの少しだけスコセッシの「キング・オブ・コメディ」を思い出させてくれたのと、マイケル・キートンがよかったので7点にします。 |
|
LucyO さんの 最近のクチコミ・感想
バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)のレビュー一覧を見る
|