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タイトル名 |
スリー・ビルボード |
レビュワー |
Donatelloさん |
点数 |
3点 |
投稿日時 |
2018-03-05 01:07:10 |
変更日時 |
2018-03-05 01:13:48 |
レビュー内容 |
はっきり言うと、クソつまらんかった。
覚悟完了したババアがひたすら遂行していく話かと思ったら 怒りの連鎖の虚しさを知る物語。 新人警官は、差別主義で怠慢な態度を改めて義心を覚える。 白人署長は、最期まで善人として描かれる。
この作品を評価している文章を見ると、先の読めない展開、 重いのに笑わせるコメディ、ババアと警官の成長ドラマあたりが長所らしい。 個人的には、期待(絶対的な意思でやりきる行動力)を裏切られる展開、 特に笑えないコメディ、応援できない人物の成長と本当にどうでもよかった。 これで感動できる人もいるらしいけど、自分は無理だった。
だって、最初に具体的な目標(復讐とか)が設定されて 視聴者は「目標が(どのように)実現されるのか!?」って期待して見るのに 「これは自分の心の精算の話だったんだ」って収まったらカタルシスがないじゃん。 そういうのは予想外の展開じゃなくて期待外れって言うんだよ!!
仮にその心変わりに物語の力点を置くなら せめて目標を実現できる状況(復讐対象に銃を突き付けるとか)を作った上で、 あえてそれを選ばないという方がカタルシス得られるし心変わりが伝わってくる。 できない状況で諦めるのと、できる状況でやらないのは全然違うだろ!
まーこれは好みというか見る側の人生観の問題なのかも。 自分は何でもある程度はシロクロはっきりさせたいし はっきりすることを期待して物語を読むし。
笑えるかどうかについては、アメリカの文化的背景への理解が必須。
あと結構見る人に解釈を委ねてくる。 ・真犯人は自白した男だったけど黒人署長に隠蔽されたのか。 ・白人署長が自殺した本当の理由は、真犯人を突き止めなられない事情があり 看板を機に覚えた良心の呵責に苛まれたからか。 あたりは意見が分かれそう。
低身長の人物が出てきて、昨今のポリコレ風潮から マイノリティ属性は善人として描かれるだろうと思ったら案の定なのも 「ノルマ達成!」って実績解除された感じ。
自分も看板、立てていいですか? |
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