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タイトル名 |
風立ちぬ(2013) |
レビュワー |
浅田荷葉さん |
点数 |
10点 |
投稿日時 |
2019-04-13 01:02:19 |
変更日時 |
2019-04-19 09:34:36 |
レビュー内容 |
地上波で流れているのを見かけ、不意に三度目の視聴。 本監督らしいエンターテインメント映画でありながら、質も高い作品だと感心しながら見ていたが、 見ているうちにそのエンターテインメント性が何か別のものに転化していった。 本作で最も批判されているシーンが最も素晴らしいシーンであるのは皮肉である。 生きることの閉塞感、それも、閉じているというよりも、閉じていくというような、たまらなさ。 それが開放されるということもなく、本作は終わっている。 観終えた後、この作品について話そうとしたとき、不意に涙が溢れて止まらなくなった。 生きることについて、タルコフスキーの「サクリファイス」を優れた作品だと考えていたが、 本作のほうがずっと上だと今回考えを改めた。 |
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