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情婦 - あやかしもどきさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 情婦
レビュワー あやかしもどきさん
点数 10点
投稿日時 2025-03-15 02:09:50
変更日時 2025-03-15 02:09:50
レビュー内容
 久々に3度目の鑑賞。初見で味わった全身に鳥肌が立つような衝撃と興奮は3度目でも健在である。
 富豪の未亡人を遺産目当てにたぶらかした挙句に殺害した容疑で起訴された男の裁判を物語の軸としたサスペンス映画の金字塔である。
 とにかく被告人の「妻」とされる(←ここも重要なポイント)女が検察側の証人に立って繰り広げる前代未聞のパフ;オーマンスに判事、検事、弁護人、陪審員、そして傍聴人も度肝を抜かれ、藪の中へと引きずり込まれる過程がとてつもなくスリリングで面白い。そしてまさかまさかのラストに至るまで、すべてが彼女の掌の上で動かされていたという驚愕の真相。
 ひとえにマレーネ・ディートリッヒという立役者がいなければ、この作品はここまで不朽の名作として世に名を轟かすことはなかっただろう。まさに千両役者、否、万両役者とは彼女のことだ。
 老獪な弁護士役のチャールズ・ロートンも看護婦との掛け合いや法廷での狡猾なテクニックで魅せるが、彼の超肥満ぶりはユーモラスさなどを通り越して病的なそれで、観ながら心配になってしまったが、調べたら案の定、本作の6年後に他界していた。
 多々批判の出ているこの邦題だが、法的に婚姻の手続きを経ていないカップルは「内縁」として蔑む傾向にある日本ならではのネーミングともいえるのでは。そう考えると、邦題にすでにひとつのネタバレが表れていることに苦笑してしまう。
 その辺はさておくとして、観る者がどこまで騙されるかというのがサスペンスの醍醐味であるとすれば、こんなにも騙された感動を深々と楽しく嚙み締められる傑作はそうない。
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