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タイトル名 |
ガーンジー島の読書会の秘密 |
レビュワー |
シロツグさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2021-04-23 23:03:16 |
変更日時 |
2021-04-23 23:03:16 |
レビュー内容 |
戦争時代のミステリーと思ってみていましたが、全く違う映画でした。 大切なのは"筋"ストーリではなく、主人公ジュネリエットの意識の流れ。 彼女がこの物語を紐解く中で、この時代の価値観の違い・違和感に気が付いていきます。 そして行方不明のエネリザべス生き方からから、自立していく、女性像を獲得していきます。 戦時中の従属的な女性像から、自立していく女性へと意識は流れていく。 この島に来たからではなく、どこにいても彼女は、そうなっていったろうし。 モノを書くということで、亡くなった人たちへの鎮魂に身をささげる決意をします。 彼女の両親も戦争で亡くなっているので。 フィアンセとも幸せになれないと悟る。時代の価値観が違うことに気づきます。 だからドーシーからプロボースも、途中から自分から切り出します。 自分の居場所は、自分の意志で決める。彼女の意志の表れなのでしょう。
島なの景色がたいへん落ち着いていて綺麗 脇を固める俳優たちも魅力的でいい映画でした。 |
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