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タイトル名 |
ドライビング Miss デイジー |
レビュワー |
☆さん |
点数 |
8点 |
投稿日時 |
2001-02-08 00:35:53 |
変更日時 |
2001-02-08 00:35:53 |
レビュー内容 |
‘89年アカデミー賞受賞式を前に、映画評論家たちが集まり予想会を行っていた。凡そは本作を挙げる中で、水野晴郎氏だけが「7月4日に生まれて」を候補にしていた。理由は“体制がそうなっているから”だそうだ。あまり頭の良い評論家では無いが、珍しくこの時だけは水野氏に賛同した。自分も「7月4日~」が取るはずは無いと思っていた(?)。賛同すると言うのは、「ドライビング~」が他の作品、「フィールド・オブ・ドリームズ」「いまを生きる」「マイ・レフトフット」「7月4日に生まれて」そしてノミネートされなかった「ドュ・ザ・ライト・シング」と比較して、そんなに優れた作品とは思えなかったからだ。老い(痴呆症)と人種問題をテーマにしているが、障害と言う点なら「マイ・レフトフット」には敵わないし、人種問題なら「ドュ・ザ・ライト~」には遠く及ばない。この作品が好きだと言う女性を良く聞くが、個人的には上映時間も100分を切り、ノミネートされた5作品の中では一番相応しくないと思っていたが・・・アカデミー賞としては、主演したジャシカ・タンディが史上最高齢の受賞(80歳)で話題になったが、同時に黒澤明監督が特別賞を受賞し、“老人デー”であったことも事実。もう一つ話題になったのは、ブルース・ベレスフォードが、監督賞にノミネートすらされずに作品賞を獲得したこと。この不名誉な記録と共に本作は名を残すこととなった。例年になくレベルの高い“オスカー取り”をしていただけに残念である。 |
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