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タイトル名 |
アミスタッド |
レビュワー |
☆さん |
点数 |
5点 |
投稿日時 |
2002-08-28 22:19:21 |
変更日時 |
2002-08-28 22:19:21 |
レビュー内容 |
アンソニー・ホプキンスが活躍するのかと思ったら、後半の後半にしか登場しないし、マシュー・マコノヒーにしても「評決のとき」の法廷シーンとカブっていて。一番の不満は、アンソニーがイマイチってこと。通常このパターンなら、窮地に追い込まれたマコノヒーがアンソニーに救いを求めて真打の登場となり、見事な法廷裁きで悪を倒してめでたしめでたしかと思いきや、それ以前にさほど主人公が窮地に追い込まれていない気が。終始、容疑者側が正当な意見を言い、検察側が決定的な証拠を握っているのかと言うとそうでもないし、陪審員が偏見に満ちているのか?それとも世論が“黒人を殺せ!”と暴動を起こしているのか?と言うとそうでもない。奴隷社会から脱しようとしている時代背景を選んだのが問題なのかもしれないが、そう言った追い詰められた雰囲気がない状態で、単に裁判が長引いているだけにしか思えなかった。でもね。幾ら可愛そうでも人を殺したんだよ・・・・・何故か複雑な気持ちだし、別にハッピーエンドにも思えなかったし、「シンドラー」とは月とスッポンって感じがした。この映画を象徴するシーンに、字を読めない容疑者が聖書を読むと言うシーンがある。そのときの言葉、「俺たちよりも酷い目にあって、殺された人たちがいる」と。甘さが残る作品に思えたが・・・ |
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