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タイトル名 |
おくりびと |
レビュワー |
camusonさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2023-06-05 20:55:23 |
変更日時 |
2023-06-05 20:55:23 |
レビュー内容 |
納棺師の話。思いっきり“間”を取って、ゆったりと進んでいくのが特徴ですが、元木、広末の夫婦2人のシーンなどは、間を埋め切れていないなという感じがしました。山崎努とか、余貴美子とか、深みを出せる役者はいいのですが、広末涼子は深みがないのが長所みたいなもので、ちょっと厳しいかなと。人の生死を正面から扱っているので、相応の感動はあるのですが、長い時間の流れの中で積み上げられてきた厳かな様式の中に、凝縮された人の生きざま、人々のいとなみを見て感動するのであって、作品自体の流れが生み出した感動と言えるのかは疑問です。前段の特にユーモラスなシーンにはあざとさが目立ちました。ただ、終盤、本木の目から一瞬にして鼻筋を通過した涙は、とても美しく、心打たれました。 |
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