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タイトル名 |
素晴らしき哉、人生!(1946) |
レビュワー |
camusonさん |
点数 |
7点 |
投稿日時 |
2025-03-29 14:12:17 |
変更日時 |
2025-03-29 14:12:17 |
レビュー内容 |
冒頭、銀河系同士が主人公の命運について会話するシーンがとても斬新です。この掴みでコメディとして安心して作品を楽しむことができました。タイトルからしてストレートですが、中身も名前負けしていません。もうわかったって言ってるのにゴリゴリ来るところもありますが、「かけがえのない人生」について、ここまで分かり易く力強く示されると、なかなかすがすがしいものです。主人公が存在する現実世界と、主人公が存在しない"if"の世界、パラレルワールドとで、目に見える違いが幾つもあったことは、主人公の「素晴らしき人生」を証明するものです。凡人がいなくなったところで、世界は何も変わらないであろうこと、若干、心に染みます。コメディーとして楽しい仕掛けも盛りだくさんですが、パーティー会場の床が開いて階下のプールが出てくるシーンが好きです。見てて心が躍りました。廃墟での祝宴もなかなか素敵です。蓄音機でレコードをかけつつ、そこからベルトで動力を取って、鶏肉を回転させて暖炉で丸焼きにするなんて、とても楽しげですよね。この演出のために、奥さんは、蓄音機のモーターをパワーのあるものに交換するなどの魔改造を行っているはずです。技術部所属でしょうかね。 |
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