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アンダルシアの犬 - camusonさんのレビュー
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Web www.jtnews.jp

タイトル名 アンダルシアの犬
レビュワー camusonさん
点数 7点
投稿日時 2025-02-10 18:32:35
変更日時 2025-02-10 18:32:35
レビュー内容
まだ私が高校生の頃、なにか軽めの読み物の何気ない引用で、人の眼球を剃刀で切る映画があること、撮影には葡萄を使ったらしいことを読みました(wikipediaで調べてみると、実際に使ったのは葡萄ではなくて、子牛の目らしいです)。非常に心がざわついたのを思い出します。そのとき読んだ言葉によって想起されたのは、皮をむいた透明感のあるみずみずしい葡萄が、剃刀を包み込むときに示すであろう弾性挙動、細胞がはじけ、こぼれる果汁、これに、人の目の映像を、それぞれ透明度50%で重ね合わせたような、透明感とみずみずしさのイメージでした。今はインターネットという便利なものがあるので、昔の記憶を頼りに、調べたところ、1928年のシュルレアリスム作品であることが判明し、今回、鑑賞するに至りました。冒頭から、男が剃刀を研ぐシーンから始まり、女の目蓋が男の指で見開かれ、満月を一筋の雲が横切る映像の後に、眼球を一筋の剃刀が横切る例のシーンとなるのですが、想像していたのとはずいぶんと違っていて、不透明な球体の開いた裂け目から、透明なゲル状のものがじわりと出てくるものでした。葡萄で言えば皮をむいてない状態、どちらかというとゆで卵の質感と弾性。映像はすぐさま「8年後」の文字画面に切り替わり、別の意味ありげなシーンが次々と切り替わりながら続いていきます。15分見終えると、結局、何の脈絡もない映像だったことに気付かされます。何の必然性もないことが、逆に凄みを増していますよね。剃刀のシーンはさすがに笑えないものの、その他のシーンはコミカルな味付けで、思わず笑ってしまうものが多いです。一番笑ってしまったシーンは、どういう訳だか、主人公と思われる男が、重いコンダラよろしく、腐乱した馬の死体(?)が乗っかったピアノを紐で引っ張る状況になり、二本の紐を肩に掛けて引っ張り続けると、その紐には、実は、二人の男がぶら下がっていて、そいつらが仰向けに床を引き摺られながらついてくる場面です。おまえはダレですか?と小一時間ばかり問い詰めたい気持ちになりました。まあ、何とも言えない可笑しさが、この作品の妙味ですね。
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投稿日付邦題コメント平均点
2025-02-10アンダルシアの犬76.24点
ブラックホーク・ダウン96.65点
告白(2010)87.03点
父、帰る56.75点
2025-02-06ルックバック67.65点
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